立冬を迎え暦の上では冬となりましたが今年は暖かい晩秋が続きますね。
この時期の美容室は年末のイベントに向け、1年の中で一番慌ただしくなるシーズンです。
そんな中、KOCHABの裏側では来年に向けてあーでもない、こーでもないと未来計画を進めています。
新しい技術やサービス、海外事業への進捗、新しい技術やサービス、併設のギャラリー展示や働き方に対する労務改善まで。
しかし、全員が現場に立ちながらの計画というのは難しいもので、数字ようにではなく、小説のように転がるのがKOCHABらしさかもしれません。
だれが、なにを、どうやって、どういうリスクが、いくら儲かる?
ミクロな視点の人たちと、それをマクロな視点で見通す人たち。
しかし、計画というのは想像もしない落とし穴に落ちてジタバタすることもある。
そして、穴に落ちたおかげで思いがけない勝利の光明が見えることもある。
過去の実績や努力が助けてくれたり、悔しいことに泣きながら見切りをつけないといけない場面も。
急なスタッフの離脱もあれば、人伝に遠方から助っ人が現れたり、美容師特有の根性論や運を含めての器量で、逆転することもあるかもしれません。
かつて、糸井重里さんはこう言いました。
「ビートルズが、ブライアン・エプスタインというマネージャーに会ってなかったら、そして彼を信用してなかったら、さらには、ジョージ・マーチンという音楽家に会ってなかったら?おそらく若かりしころの彼らの野心的な計画のなかには、どちらの名前も記されてなかったにちがいない。
じぶんたちの運命を変えるような、あれやこれやが、ページをめくるごとに現れてくる小説だったのだ。
それは、スティーブ・ジョブズであろうが、イーロン・マスクであろうが同じことだ。
周到に計画したことの緻密さにおいてではなく、その計画で描かれている世界の魅力が、よき人びとや偶然を、そして悪役や策略を呼び寄せる」と。
美容室という小さい単位から、私たちらしい日常を提供する一方で、その広がりをこのストアでも表現できたらと思っています。
さあ、そろそろ来年の計画を、いや魅力ある未来の物語を作ろうじゃありませんか?